楽しいプレゼン、そうでもないプレゼンの違いって?
ここ数日プレゼンを見る機会が個人的にたくさんありました。
先日の高専カンファレンスでもそうですし、
今ちょうど学校でプレゼンの授業をしていて、
クラスメイトのプレゼンを週2回見る機会があります。
そんなわけで、今月だけで30人近くのプレゼンを見る機会がありました。
30人も一気に見ると、面白い人がいたり逆に結局なに言いたかったの?って人もいます。
プレゼンの面白い人とそうでない人ではある共通した部分があるんじゃないか ?
それを今日はちょっと考えてみようと思います。
面白いな!と思った人に共通した点をいくつかあげてみますと
・アイスブレイクが上手
・ スライド1枚あたりの情報量が少ない
・セリフは暗記していて、視線が客席にある
・ちょっとしたネタが盛り込まれている
というのがあると思いました。
・アイスブレイクが上手
なにそれって?
これは、最初に軽い自己紹介などして場の緊張を和らげておくことを指しています。
ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが、お笑いの前座みたいなものです。
プレゼンが上手だな!と思う人はまず始まりからして違いました。
まるで昔から知り合いだったと思うくらい場を和ませます。
カンファのときの発表された方のプレゼンはみなさんものすごくこれが上手でした。
本題前にいかに客席に聞きたいと思わせるのか、これは重要なことだと思います。
・ スライド1枚あたりの情報量が少ない
スライドを進めているんだけど、全部文字。
あんまり面白くないな、と感じた人は共通してそんなスライドが多いです。
反対に面白い人のスライドは、
1枚あたりに文字数が少なかったり大きな画像がボーンとあり、
視覚的に得る情報が少なくなっていてイメージが沸き易かったです。
文字だけだと話を聞かないといけないわ、文字読まなきゃいけないわで
あまり発表者の話に集中することができません。
情報量を少なくすることで、その場の伝えたいメッセージをすぐに理解してもらえ、
発表者の話を万全な体制でしっかり聞くことができます。
・セリフは暗記していて、視線が客席にある
発表していてもセリフをあまり暗記していなかったりすると、
それだけで発表時に目線が下がり、原稿を棒読みし、言葉が冷めて聞こえてしまいます。
プレゼンする、ということは客席の人に対して 『これを是非あなたもやってみませんか?』
と語りかけることなのに、それでは聞いてるこっちはつまんねーとなってしまい、
発表者の意見に賛同することなんてまずないでしょう。
プレゼンするのなら話したいことは大体覚えておき、
忘れた時用にちょこっとメモを忍ばせているくらいでないとやはり良くないです。
伝えたいことがはっきりとしていれば、それだけで発表者の姿勢はいいものになるでしょう。
言葉に熱があり、観客をひき付け、常に客席に視線を向け語りかける。
これが理想だと思います。
・ちょっとしたネタが盛り込まれている
真面目で熱い発表もいいのですが、それだけでは客席は退屈してしまいます。
最初から最後まで熱いと、空気が濃くなってきて「あくび」してしまいそのうち寝てしまいます。
どこかにちょっとだけクスッと笑ってしまうようなネタがあれば、
それだけで場がなごみ、また適度な空気の入れ替えにもなります。
地獄のryだったり、2chネタのスライドインだったり、パッと見で伝わるネタがよかったです。
そんなわけで、私が思った面白いプレゼンの要点でした。